最適化(デフラグ)
説明
ハードディスクのあちこちに散らかっているデータを整理して、パソコンの動きを速くしたりデータが壊れにくくしたりすることをいいます。
解説
私たちが何か文章をつくったり画像や音のデータをつくったり、何かソフトを動かしたりすると、ハードディスクの中ではたくさんのデータが動いています。このとき、ソフトが作業をするために必要だといってハードディスクから取り出したデータや私たちがつくって保存したデータはハードディスクのいろんな場所にしまわれていきます。つまり、私たちがパソコンを使えば使うほど、ハードディスクの中は散らかってしまうわけなのです。わかりやすく考えるために、本がきちんと並んだ本棚を思い浮かべてみて下さい。今、2段目の左から3冊目の本を読もうとして本棚から抜き出したとしましょう。そしてその本を読み終わったとき、普通なら最初入っていた場所、つまり2段めの左から3冊目の空いている隙間に本をしまうはずです。しかし、パソコンはそれができないのです。自分がしまうのに都合のよい場所に勝手にその本をしまってしまうのです。これが繰り返されていくと、当然本棚の本はめちゃくちゃになってしまいますね。この本をきれいに整理する、つまり、散らかったハードディスクのデータをきちんと隙間なく整理するのがハードディスクの最適化なのです。また、この最適化のことをデフラグと呼ぶこともあります。
一口メモ
この最適化(デフラグ)ですが、ハードディスクのデータを整理するとき、いつもよく使うデータをパソコンが取り出しやすいところに集めてくれるという役割もあります。ですから、時々はこの最適化(デフラグ)の作業をすることをお勧めします。Windowsやソフトの起動などが速くなることがあります。
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