文字化け


説明
 画面に表示したり印刷したりしたときに、何が書いてあるのか読み取ることができないような意味不明の文字が出てきてしまうことをいいます。

解説
 文字化けという言葉は、正しい文字が意味不明な文字に置き換わってしまう、つまり文字が化けてしまう、そういった意味から使われています。この文字化けが起こる理由にはいろいろありますが、大きく分けて2つのものがあります。
 まずは文字コードの違いによる文字化けです。パソコンで使うことができる文字1つ1つには、文字コードと呼ばれる番号が付けられており、パソコンの中ではそれぞれの文字はその番号によって管理されています。つまり、メールで文字を送るときには、その文字に付けられている番号が相手に送られるわけなのです。そして、この文字コードにはいくつかの種類があります。例えばAさんのパソコンの文字コードでは、「あ」という文字が1番という番号で扱われているとしましょう。そして、Bさんのパソコンの文字コードでは、「あ」という文字が2番という番号で扱われているとしましょう。そして、AさんがBさんに「あ」という文字をメールで送ったとしましょう。受け取ったBさんのパソコンの中では「あ」は2番の番号で扱われているわけですから、Aさんが送った文字、つまり1番という番号では、Bさんのパソコンでは正しく「あ」と表示されないというわけなのです。ではBさんのパソコンでは何が表示されているのかということになりますが、それはBさんのパソコンの文字コードで1番の番号がついている文字ということになります。このように、使っている文字コードが違っているために正しく表示されない状態が、文字コードの違いによる文字化けなのです。これを解決するためには、どちらかがどちらかの文字コードと同じものを使うようにする必要があります。
 もう1つの大きなものは、データが正しく相手に届かないために起こる文字化けです。送った文字データのどこかが抜けてしまった状態で相手に届いてしまい、それを受け取った相手が文章を正しく読み取ることができなかった、こういう現象です。この場合は、もう1度同じものを送り直してもらうことで解決できる場合があります。

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