圧縮


説明
 文字や画像、音などのデータを、それがもつ意味を変えないままデータの大きさを小さくすることをいいます。

解説
 私たちがいつも扱っている文字や画像、音などのデータファイルにはそれぞれに大きさ(サイズ)があります。これは、例えば本が分厚かったり薄かったり、物が重かったり軽かったりといったようなことをイメージしてもらうとわかりやすいと思います。圧縮というのはこのサイズを小さくすることをいいます。では、どうしてサイズを小さくする必要があるのでしょうか。
 では、本を例に考えてみましょう。もし1冊の本が分厚かったとしたら、本棚にはあまりたくさんの数の本をしまうことができませんね。しかし、1冊の本が薄かったとしたらどうでしょう?同じ本棚にたくさんの数の本をしまうことができますね。つまり、限られたディスクの中にどれだけたくさんのファイルをしまうことができるかということです。また、圧縮してあるファイルはインターネットやメールでとても便利です。もし圧縮していないサイズのおおきなファイルをダウンロード(自分のパソコンにファイルを取り込むこと)しようとしたらそれだけダウンロードに長い時間がかかってしまいます。メールでは、添付ファイルのサイズが大きい場合、受信に時間がかかるだけではなく、場合によってはそのメールを受信できなくなってしまうことがあります。
 そして、この圧縮という作業には専用のソフトが必要です。

一口メモ
 圧縮したファイルはそのままでは使うことができません。「解凍」といって、圧縮したファイルを元の形に戻してやって初めて、そのファイルを使うことができるようになります。

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