マウス


説明
 平らなところを上下左右に滑らせることで、マウスポインタ(マウスカーソル)と呼ばれるものを動かして、画面の一部分を指すもののことをいいます。

解説
 マウス、おもしろい名前ですね。これは一般的には片手ですっぽりつかめるくらいの大きさでボタンが2つついており、ちょうどその反対側からパソコンとつながっているコードがのびています。このコードがネズミのしっぽ、マウス本体がネズミの体のように見えることから、この機械をマウスと呼ぶようになったようです。
 さて、このマウスですが、上の説明ではまだなんとなくわかりにくいかもしれませんね。では、キーボードでの操作とどう違うのかを少し考えてみましょう。キーボードで方向キー(上下左右の矢印キー)お押すと、画面上のカーソルを動かすことができますね。また、たくさん並んでいるファイルの名前やショートカットから1つを選ぶこともできます。実はマウスもこれと同じような役目を持っているのです。それなら何も同じものを2つも使わなくてもよいのでは?という声が聞こえてきそうですが、方向キーではできないことがマウスにはできてしまうのです。方向キーは上下左右と決まった方向にしか動けませんね。また、1回押して動ける範囲も決まっています。これに対してマウスは、平面上でマウスを滑らせてやることで画面のどこにでもマウスポインタ(マウス用のカーソル)を動かすことができるのです。ですから、例えば画面の左上にあるものを選択しようとしたとき、方向キーではまずどちらかの辺まで移動して、そこからまた移動をしなければなりません。しかし、マウスは斜めの移動が可能なので、すぐに目的のものを選択することができるわけなのです。また、画面上のどこにでも簡単に移動できるのでマウスで絵を描くこともできます。他にも、マウスでファイルを捕まえてごみ箱に捨てたりというおもしろい操作もできます。ただし、このマウスは画面がしっかり見えていないと使うことはかなり困難です。

一口メモ
 マウスには大きく分けて2種類があります。まず、底に穴が開いていて、そこからゴムのような手触りの丸い玉が顔を出しているメカニカル式と呼ばれるもの、次に底にはちょっとしたでこぼこがあって光が出ているオプティカル式(光学式)と呼ばれるものがあります。それぞれ一長一短がありますが、最近ではオプティカル式のマウスがよく出回るようになっているようです。また、最近では持ち運び用にかなり小さなマウスも出回っているようです。す。

用語講座目次へ戻る