コンピュータウィルス
説明
パソコンの中に入り込み、そのパソコンが正常に動かない状態にしてしまったり、それ以外の関係のないコンピュータにも被害を与えてしまったりするもののことをいいます。
解説
わかりやすくいうと、ちょうど人間がインフルエンザなどのウィルスに感染してしまうことと同じような感じです。パソコンはコンピュータウィルスが自分の体の中に入り込んでしまうといろいろな症状の病気にかかってしまいます。12月25日に「メリークリスマス」と画面に表示させるなどといった私たちがパソコンを使うときには何も困ることのない軽い病気から、ウィルスがデータやソフトを壊してしまい、パソコンそのものが正常に動かなくなってしまうという重い病気までたくさんの種類のものがあります。では、このコンピュータウィルスはどうしてパソコンの中に入り込んでしまうのでしょうか。以下に大きな理由をいくつか挙げてみましょう。
1 ウィルスメールの添付ファイルを開いてしまう。
2 インターネットから取り込んだウィルス付のソフトをインストールした時点で入り込む。
3 他人から借りたフロッピーやもらったファイルがウィルスに感染していて、それを自分のパソコンにコピーして内容を見た時点で感染する。
また、このコンピュータウィルスはやっかいなもので、人間の病気のウィルスと同じように人から人、つまり、パソコンからパソコンへと感染が広がってしまうものも多くあります。例えば、あるパソコンがコンピュータウィルスに感染したとしましょう。そして、そのウィルスはそのパソコンを使って、そのパソコンの中にある電子メールアドレスを探し出し、そのアドレスにウィルスメールを勝手に送りつけてしまうのです。そして、そのメールを受け取った人はそれが何かわからず、メールについてきた添付ファイルを開いてしまい感染、当然、その人のパソコンからも多くのアドレスにウィルスメールが送信されてしまう・・・こうしてどんどんウィルスが広がっていくのです。
このようなとんでもないコンピュータウィルス、当然誰も感染したくはありませんよね?このコンピュータウィルスも人間の病気と同じで自分で予防することができます。また、感染してしまった場合でも、ウィルス駆除ソフトを使ってウィルスを駆除することもできます。自分のパソコンをコンピュータウィルスから守るためには以下のことに気を付けておくとよいでしょう。
1 メールの添付ファイルには十分注意すること。
件名が怪しい英語だったりわけのわからなかったりするメールについてくる添付ファイル、よく知っている人からのメールであっても、送り主が「ファイルを添付しています。」とメール本文に書いていないにもかかわらずついてくる添付ファイル、このようなものは要注意です。くれぐれも中を見たりしないでただちに削除しましょう。ただし一部例外があります。メールソフトによっては、HTMLメールについてくる背景の色などを添付ファイルとして扱ってしまう場合があります。
2 怪しいサイトからのソフトのダウンロード(パソコンに取り込む)はしない。
最近は少なくはなってきましたが、ネットの中にもウィルス付のファイルがある場合があります。
3 ウィルス対策ソフトを使う
パソコンの中で送受信するメールやインターネットから入ってくるデータなどを見張っていてくれるソフトです。もし、自分のパソコンにウィルスが入り込もうとしていたらそれを知らせてくれたり、駆除してくれたりします。
4 プロバイダーのサービスを利用する。
プロバイダーの中には、メールのウィルスチェックをプロバイダー側でしてくれるところもあります。こういうサービスを利用することで、メールについてくるウィルスのほとんどは防ぐことができます。
一口メモ
自分のパソコンがコンピュータウィルスに感染することは、上記のとおりウィルスの種類によっては自分だけの問題ではなくなってしまいます。また、ウィルス対策ソフトをインストールしているからといって全く感染しないとは言い切れません。日頃から「コンピュータウィルスは人ごとじゃないんだ!」という石木をもっておくことはとても大切です。共にパソコンやインターネットを楽しむたくさんの人たちのためにも、そして自分のためにも、ウィルスからパソコンを守ることはとても大切なことなのです。
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