タブ(その2)
説明
1つの画面の中にいろいろな設定項目があるときに、それぞれの項目が設定できるように切り替えるために使うもののことをいいます。
解説
ソフトの設定画面の中には、1つの画面の中でいくつかの項目を切り替えて設定を行うような形になっているものがあります。ファイルやハードディスクなどのプロパティ画面やインターネットオプションの設定画面がこれに当たります。では、この画面のタブとはどこのことをいうのでしょうか?具体的な例で少し説明してみたいと思います。
今、ここに、「用語講座の設定」という名前の画面が出ているとしましょう。この画面は「設定1」、「設定2」、「設定3」、「設定4」という4つの項目からできているとしましょう。そして、それぞれを紙に例えてみて下さい。用語講座の設定を厚紙、設定1から設定4を、先ほどの厚紙より少し小さくて薄い紙だと考えてみて下さい。これらの紙の位置関係ですが、まずは用語講座の設定という厚紙が一番下にきます。そして、その上に重なるように、設定1から設定4までの紙が乗ります。つまり、用語講座といいう厚紙(画面)の中に、設定1から設定4(それぞれの項目)が治まっているわけなのです。そして、それぞれの設定の紙には設定の内容が書かれているとしましょう。
ここまでを頭に思い浮かべながら、これから設定2に書かれている項目を設定しようとしてみて下さい。重なっている紙から設定2の紙を探し出して、今度は設定2が一番上になるように紙を重ね直すと、設定2の内容を読むことができるはずです。次は設定4を見たいとしましょう。またたくさんの紙から設定4を探し出して一番上になるように重ねます。設定3、設定1のときも同じことを繰り返します。
さて、ここまででお気づきだと思いますが、この作業で何が大変なのか、つまり、たくさんの紙(項目)の中から目的の項目を探し出すことですね。先ほどの紙の例では、1枚ずつ確認して必要なものを一番上に置いて重ね直すという作業が必要になってきます。もし、これらの紙の上の方にでも、設定1や設定2と書かれたちょっとした出っ張りがあればそれを持って紙を引き出し一番上に置くことで、項目を探す手間がかなり少なくなりますね。
このように、それぞれの設定項目の名前が書かれた出っ張りのことをタブといいます。このタブは、マウスでクリックしたり左右のカーソルキーを押したりすることで使うことができます。
一口メモ
タブの項目とそうでない項目は音声でも区別することができます。
「全般の選択 タブで設定」といった感じで「の選択 タブで設定」という音声が聞こえたときはタブ項目を見ていることになります。
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